中小企業は人材育成という基本に戻ろう!
日本企業は久しぶりに業績が順調に推移し、経営者は少しではあるが自信を取り戻しているような感じです。日本経済が復活を遂げた理由は、デジタル家電ブームなども具体的な要因ですが、それだけではないと思います。真因は製造業の国内回帰ではないでしょうか。日本企業はいったん海外に出たものの、逆に日本の良さがわかって戻ってきています。
日本人の取り柄は、モノ造りです。コツコツと地道にモノ造りに励むことこそが日本が外国に勝つ秘訣です。日本人は昔から農耕を主にしてきました。村総出で田植えをして、稲刈りをしてきました。そのチームワーク重視の働き方は製造業に向いているのだと思います。
外国にはなくて日本だけにあるものの一つに「定期昇給」という仕組みがあります。これまでは世界の中で遅れた制度と考えられてきましたが、実はそうではないのです。定昇には「勤続の奨励」という機能があり、それが「人材育成」につながるのです。
中小企業はいま「社員の定着率の低さ」に悩まされています。だからこそ、私はこの定昇という仕組みの重要性が増しているのだと主張したい。中小企業の場合は「定着率の向上=業績の向上」だと言えるからです。中小企業経営者の皆さんには定期昇給を再評価して欲しいと思います。
- 賃金制度はどうあるべきか?
- “人が集まる中小企業”になるための3つの方策
- 中小企業は人材育成という基本に戻ろう!
- 「定昇の廃止」などという新聞報道に惑わされてはいけない
- 既に高い人、査定が悪い人まで定昇することが問題なのだ
- 昇給する理由は能力の向上、勤続の奨励、生活の安定である
- 成果主義はやはり間違っていないのだ
- 人材の育成につながる賃金・人事制度にしたい
- “暮らしの安定”が労使の信頼関係の基礎
- 幹部と危機感を共有したい
- 幹部を育てる昇格昇給 昇格して課長になったら昇給する役職手当にしよう
- 緊張感の高い幹部にする-役職任期制度
- サービス残業が問題になっています
- 時短のしすぎでは残業代の単価が高くなる
- 営業担当者などホワイトカラーの残業代はこうしよう
- 定額残業代とする場合は初任給相場を下回ってはいけない
- 割増賃金を定額支給するときは、実際の割増賃金との不足分を払うこと


