就業規則を見直す場合のポイント5 年に1回は計画的に見直す習慣をつける。
事例5 社員の方が最新情報を良く知っているでは困ります
ある企業で就業規則の社員説明会を開催したときの話です。20歳代の社員数名から、割増賃金の支払い方や欠勤等の賃金カットの仕方、変形労働時間制、36協定の内容などについて、専門的で細かい質問が出て、一時険悪なムードになりました。
彼らは手元にインターネットから入手したと思われる資料を持ち、一生懸命メモを取っていました。事前に相当勉強してきたようです。創業3年目のこの会社の場合、当初の約束事がやや不明確だったことが尾を引いていたのかもしれません。最終的には今回の規則制定によって契約内容が明確になったということで理解を得られました。
社員、特に若手の情報武装はすさまじいですね。説明する側としては随分神経をすり減らしました。
就業規則の見直しのタイミングとしては、労働条件の総合的改定という意味で本来は賃金改定とあわせて行うのがベストだと思います。しかし、賃金改定の時期が決算や新卒入社の時期と重なり忙しいのならば、その半年後の見直しをお勧めします。(例えば、4月賃金改定→10月就業規則改訂)年間計画の中に組んでおきましょう。
見直す・見直さない、いずれにしても慎重に検討する余裕を持ちましょう。くれぐれも社員から指摘されて、あるいは、監督署から是正勧告されて、しぶしぶ改定とならないようにご注意ください。現在では最新の法改正内容もその審議段階から厚生労働省のHPなどで情報収集できます。就業規則見直しの際には是非参考にされると良いと思います。皆様の会社のご発展を祈念申し上げます。
- 就業規則・労務管理
- 就業規則を見直す場合のポイント1 義務規定なのか努力規定なのかを見極める。
- 就業規則を見直す場合のポイント2 義務規定は当社の実情にあうよう工夫して条文化する。
- 就業規則を見直す場合のポイント3 雇用契約書や労使協定の見直しも一体的に行う。
- 就業規則を見直す場合のポイント4 他の条文の変更・追加の必要性もチェックする。
- 就業規則を見直す場合のポイント5 年に1回は計画的に見直す習慣をつける。
- 規則か契約か。それが問題だ。
- 御社の就業規則は実態に即した内容ですか?
- 就業規則作成・見直しのポイント50
- 重要ポイント1 社員の種類と区分をきちんと定めていますか
- 重要ポイント2 労働時間は変形制を採用し週平均40時間ぴったりに定めていますか
- 重要ポイント3 休職制度を設けて勤続年数に応じた期間を定めていますか
- 重要ポイント4 解雇の事由について具体的に定めていますか
- 重要ポイント5 賃金の欠勤カットをするときのきちんとしたルールがありますか


